高千穂伝説殺人事件
美貌のヴァイオリンニスト千恵子の父・本沢は、M-商事の平凡なサラリーマンだった。秘密の留守番電話に<ブツはニュータバルからタカチホへ。運んだのはノベウン。受け取ったのは市川>という謎のテープを残して、本沢は突然失踪した。その後、父の知り合いと称する男が、高千穂で不審死を遂げた。そしてまた、新たな殺人が・・・・。神話と伝説の国、高千穂に隠された巨大な秘密 !! 千恵子は私立探偵浅見光彦の助けを借り、高千穂へと向かうが。綿密な取材をもとに満を持して放つ、サスペンスミステリー。
上野谷中殺人事件
東京の北への玄関口、上野駅に再開発計画があるという。地上300mの超高層駅ビル、不忍池地下の大駐車場。地元の下町では賛成派と反対派に意見が分かれていた。大林繭美はタウン誌を発行しながら、この愛すべき街を守ろうと忙しい毎日を送っていた。ある日、ルポライター浅見光彦は軽井沢の作家から一通の奇妙な手紙を託された。そして数日後、差出人は谷中霊園で「自殺」した。情緒あふれる東京の下町に浅見光彦の推理が冴える書下ろしミステリー。
琵琶湖周航殺人歌
湖面に臨むリゾートホテルでの、老人の物悲しい独唱が、恐ろしい連続殺人の発端だった。「琵琶湖の水を守る会」のリーダーが密室で殺され、美しき未亡人への疑惑が深まる。しかし東岸と西岸で同時刻に第二第三の殺人が起こり、「殺人歌」に秘められた衝撃の過去が浮かび上がる!浅見光彦の鮮やかな推理!
横浜殺人事件
横浜でTVレポーターの女性と、会社員の男性が殺された。事件を探る横浜テレビの藤本紅子と被害者の遺児浜路智子。二つの事件の接点を求めて、名探偵浅見光彦は外人墓地を訪れたが、そこには・・・・!? 横浜を舞台にした童話「赤いくつ」と「青い目の人形」に隠された秘密! 山下公園、金沢八景・・・・・旧くて新しい街・横浜でくりひろげられる美しいミステリー。
歌枕殺人事件
朝倉理恵は東京都カルタ会の女王である。事件は理恵が浅見家恒例のカルタ会に姿を見せ、浅見光彦が、彼女の横顔に、ある種の翳りを見出したことで幕があく。理恵の父親が不可解な死を遂げていたのだ。光彦は理恵をともなって、その謎の解明に旅立った。手掛かりは父親の遺体が発見された「末の松山」と手帳に記されていた「白波、松山を超ゆ」−。契りきなかたみに袖をしぼりつつ末の松山浪超さじとは、理恵の得意な札である。がなぜ「超ゆ」なのか !? 古歌に詠み込まれた諸国の名所を歌枕という。契りは愛の約束、末の松山は一級品の歌枕。この作品は怖ろしくも哀しい結末を旅情と短歌の香りたかい文脈に刻み込んだ長編ミステリー。
「紫の人」殺人事件
熱海市・網白のぼくの仕事場に、浅見光彦が訪ねてきた。二人で近くの「月照庵」へお茶を飲みに入ったところ、品のいい和服を着た女性が出てきて、姪を助けてほしいと頼んだ。後日、ぼくは曾宮一恵に会った。彼女は熱海にある和菓子屋「芳華堂」の娘で、「父母が毒殺され、私は一度死んで、そのとき犯人の姿をみたのに、警察は自殺だという。名探偵の浅見さんに合わせて・・・・・」と訴えた。幽体離脱? ぼくにはお手上げだ。こうして浅見の活躍が始まる。事件の源は京都・宇治にと喝破した彼は、一恵とソアラを走らせたが・・・・。
隠岐伝説殺人事件(上)
ルポライターの浅見光彦は佐田教授らと共に後鳥羽上皇遺跡発掘のため、隠岐の中ノ島を訪れた。しかし上皇の祟りがあると騒いでいた老人が溺死体として発見され、その上、佐田教授も謎の死を遂げた。  一方、白倉教授と共に隠岐の村上家を訪れた女子大生佐治貴恵は、そこで後鳥羽上皇から藤原定家に宛てた時価数十億といわれる稀本「源氏物語絵巻」に関する秘密の古文書を発見するが・・・・・
伝説の島・隠岐を舞台に、名探偵浅見が後鳥羽上皇の謎に挑む。
隠岐伝説殺人事件(下)
ルポライターの浅見光彦は長野・佐田教授らと共に後鳥羽上皇遺跡調査のため隠岐中ノ島に来ていた。だがそこで、“血の文字の祟り”があると話をしていた小野老人が溺死体となって発見された。その上、佐田も謎の怪死を遂げた---.。時価数十億といわれる源氏絵巻は何処に。貴恵が五反田の邸で会った老執事と小野老人との関係は? 事件は40数年前に遡り、そこに隠されていた意外な真相とは? 後鳥羽上皇の怨念か、はたまた人人の欲望の所産なのか。さしもの怪事件も浅見の名推理によって、解決の糸口がみえ始めるが・・・・
終幕のない殺人
箱根にある大物俳優加堂孝次郎の別荘には12人の有名芸能人とルポライターの浅見光彦が招かれていた。不審な死亡事故が2年続いて起こった因縁のパーティだけに、加堂が浅見に監視を依頼したのだった。だが、肝心の加堂の姿がないままに、予定どおり晩餐が始まった。その直後、男優永井が何者かに毒殺された。それが連続殺人の序曲だった・・・・。怯える招待客を嘲笑うかのように、第二・第三の殺人が・・・。見えない犯人の大胆な挑戦に名探偵浅見光彦の透徹した推理が冴える!
風葬の城
会津人の魂が宿る会津塗りの職人が仕事中に毒殺された! ちょうど同じ頃、東京で歯科技工士の息子まで失踪しており、“東京”からやって来た第一発見者の浅見光彦に嫌疑が・・・・・。第二の殺人が発覚し、会津の 悲しい過去が事件を解く鍵に! しなやかな名探偵浅見光彦も涙した歴史の真実と現在社会の闇に潜む陰謀!
1 2 3 4 5 7 8 9 10
▲ページの先頭に戻る   ▲100名山に戻る
▲ヨークシャーテリアのレモンくんへ戻る