2011年8月1日、涼しさを求めて貴船川床料理、比叡山 延暦寺に何時ものメンバーで行ってきました。自宅7時30分出発です。阪神高速3号線、名神高速と順調よく進みます。京都市内に入ると車は多く貴船には11時着です。ゆっくりと食事、その後貴船神社ぶらぶら・・比叡山延暦寺には14時30分着です。延暦寺は16時30分閉門、あまり時間は無く。今回は西塔・東塔と、山道をさわやかな風に吹かれながらお堂をまわりお参りしてきました。
私たちがお世話になるお店“ひろや” 貴船“ひろや”川床
清々しい空気が漂う「貴船の川床」。 食事前に記念撮影です
お茶と波を表した菓子 先付け
鰻の豆腐寄せ まぐろ、鯛のお刺身
氷に包まれたソーメン 鮎の塩焼き・・塩の波の中で泳いでいます。
美味しかったです あまごの幼魚と京野菜の天ぷら
蛸・里芋・南京・生麩・オクラの煮付け 鰻とモズクの酢の物
生姜ご飯 デザート
街中での暑さが嘘のような清々しい空気が漂う「貴船の川床」。貴船川の清流の水面より数十センチに作られた川床はまさに「天然クーラー」の中に居るかのようです。青々とした木々に囲まれた自然の中での食事は最高でした。 のんびりした後、貴船神社お参りです。
鴨川の水源地にあたり、古来より水の神様として崇敬されています。
降雨、止雨を司り、降った雨を地中に蓄えて適量湧き出させる働きを司る神様。水は万物の命の源であり、水がなければあらゆる生物は命を維持することができません。片時もおろそかにすることができない大切な水を供給する水源の神さまです。
川床のお店が並ぶ道を貴船神社に向けて 貴船神社、手前の貴船荘を覗き見る
表参道灯籠 表参道灯籠の石段を登ると山門と龍船閣(右側)
龍船閣から拝殿 本殿を
 (毎年恒例の七夕笹飾りが)
貴船神社本殿お参りです。

貴船神社を後に比叡山延暦寺へと向かいます。

伝教大師最澄が開山してから1200年が経ちました。比叡山(標高848m)は多くの名僧を輩出したことにより日本仏教の母山と呼ばれています。比叡山は大きく三塔(東塔(とうどう)・西塔(さいとう)・横川(よかわ))の地域に分けられ、これらを総称して比叡山延暦寺といいます。今回は西塔、東塔を回ってきました。

比叡山延暦寺案内図
美しい杉木立と静寂な空気に包まれた西塔は山上で最も古いお堂で天台建築様式の代表とされる荘厳な釈迦堂や「弁慶のにない堂と呼ばれる常行堂と法華堂、浄土宗をお開きになったご修行の旧跡地などがあり、訪れる人々の心の安らぎと神秘の世界へと導いてくれるのが西塔です
延暦寺西塔参詣道を行く
(法燃上人800年・親鸞聖人750回大遠忌)
親鸞聖人修行の地
常行堂(左)と法華堂(右)をあわせて“にない堂”。
(只今法華堂において修行中お静かにお願いの看板が)
にない堂の渡り廊下・・弁慶が渡り廊下を天秤棒にして
2つの堂を担いだとの伝説から
「弁慶のにない堂」とも呼ばれる。
常行堂 法華堂
西塔政所 恵亮堂・・・恵亮和尚(京都の妙法院を創建した人)
を本尊として祀る。
釈迦堂への坂道 釈迦堂
転法輪堂(釈迦堂)・・・釈迦堂は現在の西塔の中心をなす大堂で、ご本尊釈迦如来を祀ることから、
釈迦堂の名で親しまれています。 延暦寺に現存する最古のお堂で、元は大津の園城寺(三井寺)の
金堂であったものを豊臣秀吉の命により、文禄四年(一五九六)に山上に移築したものです。
釈迦堂の境内に仏足石・・・
お釈迦様が入滅の際に残された足跡を石面に刻んだもの
釈迦堂境内横の石段の上、鐘楼が
釈迦堂から、にない堂を見上げる 石灯籠にお地蔵様が
さわやかな風に吹かれながら歴史を探索できる東塔には、比叡山延暦寺の総本国宝“根本中堂”がありご本尊秘仏薬師如来をまつる宝前に1200年間守り継がれた「不滅の法灯」が光り輝いています。その他それぞれの一宗を開かれたお祖師像が安置されている大講堂をはじめ、戒壇院や文殊楼、法華総持院、阿弥陀堂など重要な堂塔などが数多く集まっています。

大講堂・・・ご本尊は胎蔵界の大日如来で、右脇の十一面
観音菩薩、左脇の弥勒菩薩の三尊がお祀りされています。
大講堂は、僧侶が法華経の講義を聞いたり、お互いに問答を
して勉強する学問修行の道場です。

根本中堂への坂道を下る
ご本尊は伝教大師自作の秘佛薬師如来。

根本中堂・・中は撮影禁止
中に「不滅の法灯」がありました。
1,200年間消えることなく灯り続けています。

文殊楼への階段。
すごい急な階段で手すりをもって登りました。

文殊楼への階段から根本中堂を望む
 現在の根本中堂は織田信長による比叡山焼き討ちの
後に、慈眼大師天海が時の将軍 徳川家光に進言して
寛永19年(1642)に再建したもの。
文殊楼・・寛文8年(1668)の火災後の再建。二階建ての門で、
階上に文殊菩薩を安置。根本中堂の真東に位置し、他の
寺院における山門にあたります。(文殊楼の中に入れます。
狭くて急な階段を上がって行きます。)
大黒堂・・ご本尊に大黒天、毘沙門天、辨財天の三つの顔を
持つ三面大黒天がお祀りされています。この大黒様は
別名を出世大黒天ともいわれ、商売繁盛、五穀豊穣などの
ご利益でお詣りの人が絶えません
一隅を照らす会館
阿弥陀堂・・・この堂は昭和12年に行われた、比叡山開創
1150年を記念して建立されたもので、滅罪回向の
道場として全国信徒各家の御霊を祀り、日々不退に
念仏回向する道場です。
阿弥陀堂・・ご本尊は彫刻界の権威者、内藤光石氏に
よって彫られた、丈六の阿弥陀仏坐像が祀られています。
お連れさんお参りしています。
法華総持院東塔・・・昭和55年10月に、天台宗徒と佐川急便
グループ創業者佐川清氏の寄進により400年ぶりに
建築当時を偲ぶ雄大な姿を老杉の間に現したものである。
 高さ30メートル 木造桧造り 重層多宝塔
阿弥陀堂の前の庭では水琴窟が
美しい音色を奏でていました。
戒壇院・・・内陣中央に釈迦如来、両脇侍に文殊菩薩と
弥勒菩薩がお祀りされています。
東塔、一周 駐車場へと向かいます。
最後に大講堂と鐘楼を振り返る


東塔ぶらぶら後、比叡山頂(2キロほど)にあるガーデンミュージアム比叡にも行ってみました。

印象派画家の名作を満喫できる庭園です。
はるか、びわ湖・京都を望む「ガーデンミュージアム比叡」。標高840mの山上に位置する庭園には、モネをはじめ、ルノワールやセザンヌ、ゴッホが夢見た自然の風景が再現されています。比叡山頂の清涼な空気と陽光の中で 咲き誇る花々に囲まれ、美しい作品、 空に近いこの庭園で、ゆったりと心地よい時間を過ごす事が出来ました。

ガーデンミュージアム比叡マップ 香りの庭(マップ紫部分)
明るい陽光とやわらかな土色をイメージした庭園
香りの庭・・花に囲まれて、大きなうさぎが・・ 香りの庭・・クレオメ
香りの庭・・・アゲラタム 香りの庭・・ミソハギ
プラタナス広場・・(陶板名画)テュイルリー音楽会(マネ) 睡蓮の庭(マップ青色部分)睡蓮の咲く池
藤の丘(マップ薄紫部分)
藤棚と季節の草花に彩られ、さわやかな風がそよぐ丘
藤の丘・・(陶板名画)草原の坂道(ルノワール)
藤の丘・・カンゾウ・クレオメ・ひまわりが咲き乱れて 藤の丘・・(陶板名画)ひなげし(モネ)
藤の丘・・クレオメは今が真っ盛り 藤の丘・・藤棚と鮮やかなフロックス
見晴らしの丘にて記念撮影
(マップ水色部分)
ローズガーデンからカフェ棟を・・
(陶板名画)昼食(モネ)
色鮮やかなダリアも
ローズガーデン(マップピンク部分) ローズガーデン内に花の足湯「フロレアル」
ローズガーデンのバラたち・・冷涼な気候のため6月下旬から
10月頃まで途切れることなく鑑賞することが出来ます。
琵琶湖を遠望 (陶板名画)セーヌ川の舟遊び(ルノアール)
展望台から伊吹山・琵琶湖大橋方面を 近江大橋・大津市内を遠望
比叡山頂から360度のパノラマが見渡せます。大阪湾や伊吹山、白山まで
望める事が出来ますが今日は霞がかかって残念です。
花の庭・・自宅庭園をモチーフに造られています。 花の庭・・バラを絡ませた6つ大アーチをくぐるとショップ
 「メゾン・ド・フルール」
ギャラリーsoRa [観覧無料]すいれんに魅せられた画家(田中 仁士さん)
の描く幻想的な油絵が展示、販売されていまた。
すいれんの画家 田中仁士さんの作品の一部
すいれんの画家 田中仁士さんの作品の一部
三宮、神戸大使館ミュウヘンで夕食を
済ませ無事帰宅です。

お昼ご馳走をいっぱい頂いたのに・・・・