2009年7月3日〜6日、3泊4日、礼文、利尻に行ってきました。一度は行って見たいと思い初めて3年目にしてやっと行くことが出来ました。

日本海に浮かぶ礼文島は、標高490mの最高峰、礼文岳を中心に南北29km、東西8kmにわたって、なだらかな丘陵性の地形が広がっています。冬には厳しい偏西風が吹きつける西海岸は切りたった断崖絶壁が連なり、東海岸にはゆるやかな山並みが海へと続いています。 最果ての雄大な自然に育まれ約300種類の花々が咲き競う・・・、別名「花の浮島」とも呼ばれています。本州では2,000m級の高山でしか見られない花も多く、開花が最高の時期7月に・・・天候は曇り時々晴れ、4日間一度も利尻岳を見ることが出来なかったももの私にとって最高の4日間でした

神戸空港8時30分発です 千歳空港から稚内へ 
途中「砂川ハイウェイオアシス」休憩
道の駅 おびら鰊番屋 (留萌)
(明治38年頃に建築)
一泊目宿泊地 稚内・ホテルめぐま
(382km走行でした)
ホテルめぐま夕食 
(たこしゃぶ・カニ・刺身・他色々)
7月4日 稚内港から礼文島・香深港に向けて


7月4日 2日目 雨のち曇り
スコトン岬は礼文島最北端の地で、正面には無人のトド島が浮かび、晴れた日には遠くサハリンを望むことができます。スコトン岬から南へゴロタ岬、澄海岬を経由する岬めぐりのコース。多くの花々と礼文の青い海、断崖がつくりだす自然の造形美が満喫できました。 約2時間30分の歩きでした。
 スコトン岬と
前方トド島

センダイハギ・チシマフウロの群生

ゴロタ岬へと


斜面にエゾカンゾウの群生

銭屋五兵衛記念から金田ノ岬遠望碑

ゴロタ山(200m)


断崖絶壁の岬


斜面に咲く花に
見蕩れる

ゴロタ岬への遊歩道から東海岸を

ゴロタ岬・切り立
つた崖の上岬

ゴロタ岬より
断崖絶壁を

ゴロタ岬より
スコトン岬を望む
険しい岩の突き出たゴロタ岬は自然の美しさを満喫できます。
澄海岬:ここの入江は海底を手ですくいとれるような透明度で、その美しさは礼文の海の代表格です。


オオハナウド センダイハギ  アサギリソウ  オオダイコンソウ
レブンシオガマ クサフジ オオミミナグサ  エゾカワラナデシコ
 オオカサマチ チシマフウロ  エゾカンゾウ はまなす
 ネムロシオガマ オニシモツケ シシウド  エゾノシシウド
 ヨブスマソウ アザミ

ヤマウド

高さ250mの桃の形をした巨大な奇岩「桃岩」や晴れた日には花畑越しに利尻富士が眺められます。が今回は雲の中。遊歩道は傾斜がきつく道幅も細いので、アリの行列でした。桃岩周辺は、北海道の天然記念物にも指定される高山植物の群生地が広がり、花々が咲き競っていました。展望台から元地灯台へ続く「桃岩歩道」は別名「礼文フラワーロード」とも呼ばれ、夢のような花散歩が楽しめました。 約3時間余りの歩きでした。

遊歩道より
イブキトラノオの群生


元地灯台



地蔵岩・お地蔵さんが手を合わせているように見える

遊歩道から
花々を


桃岩へとアリの
行列


元地海岸を遠望



元地海岸の沖にたたずむ高さ25mの巨岩が猫岩

桃岩が前方に



桃岩展望台より
利尻岳を・・雲の中


高さ250mの桃の形をした巨大な奇岩「桃岩」
キンポウゲ  ヤマブキショウマ エゾニュウのこぶ  トリカブト
 ヒョウギアヤメ ヤマハナソウ  クルマバソウ ギョウジャニンニク
レブンウスユキソウ  レブンキンバイ エゾカラマツ エゾノヨロイグサ
リシリソウ  カマヤリソウ バイケイソウ レブンハナシノブ
レブンソウ エゾムカシヨモギ ミソガワソウ エゾスカシユリ
イブキトラノオ オオサカネイバラ オニシモツケ オオハナウド
2日目 礼文島での宿泊 旅館「宮島荘」 宮島荘での夕食(家庭料理の用で美味しかった)


7月5日 3日目です。曇り これからの天気を期待して出発です。
旅館 宮島荘より利尻岳を
礼文林道コース・元地林道口より桃岩を遠望

香深と香深井を結ぶ8kmの尾根の道。林道の脇に咲くさまざまな花や利尻の眺望も楽しめるトレッキングの人気スポットです。レブンウスユキソウの群生地もあり、6月から7月にかけては幻想的な風景を楽しむことができます。が、あいにくの天候です。元地林道口から展望地まで、の折り返しです 利尻岳も望むことも出来ず、霧の中、でも幻想的ではあった。 約1時間40分の歩きでした。

斜面に植林が


オオハナウドが


利尻岳は雲の中


ヤマブキショウマと
エゾカンゾウ

霧の中林道を

サイハイラン ヤマブキショウマ ハクサンチドリ  チシマゲンゲ゙
コケーラン マムシグサ ミヤマオダマキ  ミヤママタタビ
アサギリソウ  オオヤマフスマ カラフトイチヤクソウ  キジムシロ
 ツルアジサイ キクバクワガタ コケモモ ノウゴウイチゴ
あたり一面レブンウスユキソウが・・・ 斜面にレブンシオガマの群生

礼文林道散策の後、礼文島・香深港〜利尻島・鴛泊港へと約50分船の旅へと

フェリープリンス宗谷から利尻岳とカモメ
原生林に囲まれ静かにたたずむ姫沼。利尻島「姫沼」は周囲1km。周辺は木道で整備され湖を1周することが出来ました。その木道沿い、湖のほとりにひっそりと「姫沼の湧水」がありました。
想い出橋(オモベツ沢)を渡ると姫沼が 利尻礼文サロベツ国立公園「姫沼」
水量は少ないが冷たい
清水が湧きだしていました。

木道があり1周してきました。
利尻岳と浮島を望む 姫沼から利尻岳を・・頂上は雲がすっぽり

クルマユリ  エンレイソウ  コイチャクソウ ヨツバヒヨドリ
ツルアジサイ  アマドコロ ジンヨウイチヤクソウ  ツバメオモト


島の南側に位置するオタトマリ沼は、日本最北限の赤エゾマツ原生林に囲まれた周囲約1kmの沼です。神秘的な雰囲気の姫沼とは対照的に、明るく陽気な雰囲気の湖です。散策路が整備され、爽やかな水辺にはヒョウギアヤメの花が散策路を鮮やかに彩っていました。1周約30分の散歩道から眺める利尻富士は今も雲の中・・・・。
オタトマリ沼 オタトマリ沼を眺めながらの散策
沼周遊路を歩く カキツバタの向こうに利尻岳・・・雲の中

桑の実 ヒョウギアヤメ オオウバユリ ニワトコ
サルナシ(コクワ) アヤメ アヤメ

利尻島最南端、仙法志(せんほうし)岬にある、自然の磯を利用した自然公園。 利尻山の噴火で海に流れ込んだ溶岩流が織りなす猛々しい岩場や、季節の花々、利尻山といった風景を楽しむことが出来る公園です。公園には溶岩流でできた荒磯を仕切って作った天然の自然磯観察場がありました。
溶岩流がつくりだした奇岩・怪岩の海岸風景
奇岩・怪岩の海岸風景 自然磯観察場のアザラシ
(餌をあげる事が出来ます。)
溶岩流で出来た 奇岩・怪岩
岩の上にカモメのヒナが
 車窓から北のいつくしま弁財天  車窓から寝熊の岩
 車窓から人面岩 鴛泊港近くにある 「かのう亭」のうに丼
2000円追加料金でした



利尻島の玄関口鴛泊港を見守るようにたたずむペシ岬。気軽に散策を楽しむことができ、徒歩30分で頂上まで登れます。頂上からの眺めはすばらしく、鴛泊市街を一望することが出来るそうですが、昼食後、時間が無く頂上までは行けなかった。海岸まで散策(海岸までは崖崩れの為通行禁止になっていたが)
ペシ岬海岸 (立ち入り禁止になっていた)
ペシ岬海岸から日本海を
フェリーターミナルからつき出したペシ岬 鴛泊港から稚内への船中より利尻岳を
宗谷本線 稚内駅 ・ 指宿枕崎線 西大山駅 最南端から北へ伸びる線路はここが終点
3泊目 旅館 日本最北端 とよとみ温泉 とよとみ温泉 夕食 蟹がとっても美味しかった



7月6日 4日目 曇り 利尻岳は今日も雲の中。
はるか地平線をもを見渡すことが出来るサロベツ原野。 悠久の時を経てなお力強い大自然の姿を見せるサロベツ原野。北海道の最北端に広がる2万3000haもの広大な湿原は「利尻・礼文・サロベツ国立公園」に指定されています。

ノハナショウブが
風にゆれて

地平線に広がる色とりどりの花々

エゾカンゾウが一面に


ぐるり地平線の
パノラマ

前方にビジターセンター


ヒメカイウ  エゾイソツツジ コバイケイソウ  トキソウ?

サロベツ原野 散策後、一路千歳空港へ300kmあまり走行です。途中休憩をはさみながら・・・・・
展望台から眼下を(遠別を) 車窓 石狩川を
北海道ラーメンの看板(千歳空港内) 千歳空港 (5時30分発) 

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